2012年4月27日
朱印
朱印
神社仏閣の散策旅行にはうってつけの季節になってきました。
ただ、なんとなく寺院をめぐるのではなく目的をもって訪問するのも旅の醍醐味です。
その一つとして「朱印」があります。
朱印(しゅいん)は、神社仏閣において、主に参拝者向けに押印される印章。敬称としてご朱印(ごしゅいん)とも呼ばれています。
複数の朱印の印影を集めることを集印(しゅういん)といい、朱印を押印し集印するための専用の帳面を朱印帳(しゅいんちょう)、御朱印帳(ごしゅいんちょう)と呼ぶ。屏風折にして両側に固い表紙をつけた形式のものが多く、寺社や文房具店などで販売されています。
「記念スタンプ」とは違い、寺社の職員や僧侶、神職などが押印する。単に印を押すだけでなく、その下に墨書で寺社名や参拝日などが書かれ、その墨書も含めて「朱印」と呼ばれています。浄土真宗の寺院では参拝者に朱印を押印しないようです。
起源には諸説色々ありますが、寺院に写経を納めた際の受付印であったとする説が有力です。そのため、朱印を「納経印」と呼ぶこともあるそうです。現在でも納経をしないと朱印がもらえない寺院が存在するようですが、多くの寺社では少額の金銭(初穂料・御布施)を納めることで朱印がもらえるようになっているようです。金額は、500円くらいです。また、一部の神社では、「お気持ちをお納め下さい」として金額を明示しない場合もある。
朱印は印に寺社名が入っていることから、寺社で授与されるお札などと同等とされ、粗末に扱うべきではないとされます。実際、朱印帳を普段は神棚や仏壇に上げているという人も少なくない。スタンプ帳やメモ用紙などへの朱印を拒絶している寺社もいくつかあるようですが皆様の旅の思い出に集印してみたはいかがでしょうか