終活
終活
終活(しゅうかつ)とは「人生の終わりのための活動」の略で、人生の最期を迎えるにあたってするべきことを総括したことを意味する言葉です。
終活はユーキャン新語・流行語大賞の2010年候補語60語にノミネートされたことで話題ともなっております。
さて、この終活とはいったいどの様なことなのでしょう具体的に掲げてみましょう。
大きく分けて2つの事柄と思われます。
1つ目は、ライフプラン。ご自身が、今後どの様に生きて、この様な老後を過ごしたい等の生活スタイルに関することです。ご自身がご自身のために計画し実行していくことが出来ます。
たとえば・・・・・・・海が見える静かなところに住みたい
・・・・・・・年に一度は夫婦で旅行がしたい
・・・・・・・趣味のつりを大切な時間にしたい
・・・・・・・介護が必要になったときは介護施設へ入所したい
・・・・・・・ets
2つ目は、エンディングプラン。資産などの相続に関すること、尊厳死など病後に関すること、葬儀に関すること、お墓に関すること等です。
エンディングプランの場合、「もしもの時」についての事柄になるので、ご自信で予め整理し、日常から家族へ伝えることから、遺言状や、エンディングノート等記入作成のほかに、各種専門家の力をお借りし、「もしもの時に備える」事です。
私の場合も、「もしもの時」について背をむけていきて生きています。終活は「人生の終わりのための活動」です。愛する家族のためにも静かな旅立ちの準備をしてはいかがでしょう。
セレモニーホール円満堂では、エンディングプラン作成のお手伝いが出来ます。
葬儀、墓所、納骨堂、永代供養、合祀埋葬等のご相談の他に、資産や、法律に関するご相談は信頼の出来る専門家をご紹介させていただいています。
エンディングノート
エンディングノートとは、人生の終末期に自身に生じる万一のことに備えて自身の希望を書き留めておくノートです。
自身が死亡したときや、判断力・意思疎通能力の喪失を伴う病気にかかったときに希望する内容を記す。書かれる事柄は特に決まっているわけではなく任意です。
例えば、この様な事を・・・
- 病気になったときの延命措置を望むか望まないか
- 自身に介護が必要になった際に希望すること
- 財産・貴重品に関する情報
- 葬儀に対する希望
- 相続に対する考え方
- プロフィール
などがあります。
遺言と異なり法的効力を有する性格の文書ではなく、存命中や死後の家族の負担を減らすことを目的として考えられたものです。
複数の文具メーカーから販売されています。価格は1000円位から入手できます。
また、複数のインターネットサイトでも無料でダウンロードが出来るものもあります。
相続2
法定相続
遺産の分配は、相続人の話し合いではどう決めても構いません。しかし、民法では法定相続といって一定の配分方法を示しております。
配偶者とその他の相続人との法定相続分は、次の通りです。
1.配偶者と子の場合 法定相続分 配偶者1/2、子1/2
2.配偶者と父母の場合 法定相続分 配偶者2/3、父母1/3
3.配偶者と兄弟姉妹の場合 法定相続分 配偶者3/4、兄弟姉妹1/4
注)子、父母、兄弟姉妹が複数いる場合には、それぞれの法定相続分をそれぞれの人数で割ります。例えば、相続人が配偶者と子2人の場合には、配偶者1/2、子1/4、子1/4となります。
遺産分割協議
遺産分割協議とは、相続人全員で遺産の取得者・承継者を決めることです。取得者・承継者を決めたら、その内容を書面にします。これを遺産分割協議書と言います。
遺産分割協議書は相続人全員で作成します。決められた書式はありませんが、誰がどの財産を取得したのか名義書換機関にも分かるようにしなければいけません。その上で、数ページに渡るものは割印を押し、自署し実印を押します。作成部数は、最低でも名義変更用(使回し)と控えの2部です。
名義変更の際には、この遺産分割協議書に印鑑証明書と相続証明(戸籍謄本等)を添付します。
相続
相続
相続とは、人が亡くなったときに、その人の配偶者や子などが遺産を承継することです。
このとき、亡くなった人の事を「被相続人」と言い、遺産を承継する人の事を「相続人」といいます。
相続人
相続人は、配偶者と次の順位の人です。
1、子(すでに死亡している場合は、孫。孫も死亡している場合は、曾孫)
2、親(すでに死亡している場合は、祖父母)
3、兄弟姉妹(すでに死亡している場合は、甥姪。)
行方不明の相続人がいる場合、消息がわからなくなってから7年経過していれば、家庭裁判所から失踪宣告を受けて、すでに死亡しているものとして扱うことが出来ます。
相続の期限
遺産分割や名義変更に期限はありません。しかし、相続の放棄や税金の申告には期限があります。
● 相続の放棄・限定承認 相続発生から3ヶ月以内
● 所得税・消費税の準確定申告 相続発生から4ヶ月以内
● 相続税の申告 相続発生から10ヶ月以内
相続の種類
● 単純承認(被相続人の権利義務を無限に承継する方法をいいます。)
● 限定承認(相続によって得たプラスの財産の範囲で債務を弁済し、財産が残ればそれを相続するという方法です。)
● 相続放棄(被相続人の権利義務は相続人に承継されるものですが、相続人は必ずしも相続を承認しなければならないというものではありません。相続人は相続権を自己の意思で自由に放棄することもできるのです。)
プリザーブドフラワー
プリザーブドフラワー
今回は、宗教宗派に関することではないお話を少しさせていただきます。
皆さんは普段、仏壇や遺影の写真などにお花を生ける際
お花いわゆる生花(切花)は、どれだけ手入れをしても一週間もすると
枯れてしまったり、しおれてしまうのはご存知だと思います。
但し、「プリザーブドフラワー」はこの問題を解決してくれるお花といえます。
この聞きなれない言葉「プリザーブドフラワー」とはいったいなんでしょうか?
語源は英語で「保存」を意味する「プリザーブ」(preserve)と「花」を意味する「フラワー」(flower)が合わさった言葉です。
これは、切花を脱水・脱色し専用の溶液を含ませ着色した、長期間保存できる花です。
長期間保存が可能な花といえば、ドライフラワーを思い浮かべますが
実はドライフラワーよりも以下のように多くのメリットがあります。
1.ドライフラワーよりも寿命が長い
2.着色を行う為、様々な色合いにすることが可能
3.花粉などが無い為アレルギーを起こす可能性が低い
4.手触りが生花と変わらないほど瑞々しい(みずみずしい)
と多くのメリットがあります。
最近では、ウエディングブーケやテーブルフラワーなど枯れない事やアレンジの幅が富んでいる事から多く取り入れられています。
プリザーブドフラワーの教室も展開されており、自分の気に入る花を作ることも出来ます。
納骨壇用にも販売・展示しておりますので、興味のある方は一度『円満堂』に来社してみてはいかがでしょうか?