2011年3月17日

仏事・葬儀豆知識3

今回は、なぜ喪服は黒いのか?をご説明いたします。

 

今では、黒が一般的ではありましたが

平安時代より前は白が喪服の色でした。

時代劇などのワンシーンでは白装束姿を見かけますが

その事を踏まえた上で考えると、納得がいくと思われます。

 

平安時代には皇族が喪に服すときの服装を黒と定めてから

喪服は黒となってきました。

 

平安~江戸時代の間には染料等の費用の面から

上流階級は黒、平民は白の色が喪に服す色だと分かれ行きました。

 

明治時代から欧米の文化が入り込み。

欧米に習って黒のスーツを着用する習わしが広まり。

戦後では一般的に黒色が喪に服す色だという認識が出来上がりました。

 

現在、喪服は黒で男性はスーツ、女性はワンピースという傾向が多くなっています。

もちろん喪服にもしっかりとマナーがあります。裏を返せばタブーも勿論あります。

では次回は、喪服のタブーをご紹介致します