2016年4月10日

戒名とは元来生前に授かる「生者の名」

戒名とは元来生前に授かる「生者の名」

 

一般的に死後僧侶から授かる名前「死者の名前」と思われていますが、元来は生きているとき授かるものです。受戒会(じゅかいえ)という儀式で五つの戒を授かり、これを自誓したときいただく名前が戒名です。

 

 

受戒会(じゅかいえ)でお誓いする五戒は次のとおりです。

 

1、不殺生戒(ふせっしょうかい)殺生をしないよう心かけること。

2、不偸盗戒(ふちゅとうかい)他人のものを盗まないこと。

3、不邪淫戒(ふじゃいんかい)みだらな異性関係をもたないこと。

4、不盲語戒(ふもうごかい)嘘をついてはならないこと。

5、不邪見戒(ふじゃけんかい)因果の道理を無視しないこと。

 

 

人はこの世に生を受けたとき親から「名」を授けられ今に至るわけですが、「名」には「親が子に対する願いと期待」がこめられている場合が多く、自らの意思が入り込む余地は皆無といえますが、「戒名」は物心がついてから戒を授かり自誓するわけですから「己の意思」を含ます事も出来るわけです。

 

 

意味を理解して生前に戒名を授かってはいかがでしょうか

お申込や、手続きの方法などご相談等受け賜ります。