木魚
木魚
僧侶が読経する時に用いる道具に「鐘」、「木魚」があります。
「鐘」は読経の始まりや、終わり、経の種類が変わるときに合図として鳴らされます。
「木魚」読経のリズムを整えるために打ち鳴らされます。
どうして「魚」木魚なのでしょう
「木魚」はリズムを整えるためのほかに「眠気を覚ますため」に打ち鳴らすともされ、モデルとなったのは「魚」。
「魚」は、眠るときに「目を開いた状態」で眠ることから「魚」は「眠らないもの」と、信じられてきたことに由来します。
写経
写経
巷では「暦女」と言われ、歴史的建造物や寺院などを散策する女性が話題となっています。
訪れた寺院等では様々な「体験型アトラクション」が用意されそれを体験するのも散策の醍醐味ともいわれております。その一つに「写経」があります。写経とは「経」を書き写すことですが、写経の始まりは現代のように印刷技術が無い時代に経を書き写したことが始まりです。「写経」で最もポピュラーな題材が「般若心経」です。
法相宗大本山薬師寺管主 山田法胤氏は「プレジデント誌」の取材で「般若心経」をこのように答えている。
「観自在」の心で「ただ見る」ではなく、じっと観て掴み取る
その般若心経が私たちに何を教えてくれるのかというと、「ものを考える際の“物差し”を持ちなさいよ」ということなのです。私たちは、これまでの経験で得てきた知識に基づいて、物事を見ようとします。いま、私が手に持っている湯飲み茶碗も、それが何焼で高価なものかどうか、陶器に関するさまざまな知識がなければわからない。それなのに乏しい知識で勝手に判断して、本来価値の高い茶碗を粗末に扱ってしまう可能性だってあるわけです。
私が般若心経で一番好きな語は、冒頭の「観自在菩薩」です。「自在に観る」ということですが、これを行うことは実に難しい。私たちはどうしても自分のフィルターを通してしか物事を観ることしかできません。それなのに、「これは絶対にこうだ」と決め付けてしまいがちです。「見る」は、物を「ただ見る」こと。それが「観る」になると、「観察」という言葉があるように、「じっと見つめて掴み取る」という意味が含まれています。旅行をして、じっくり見つめて何か得るものがあれば、「観光」になる。でも、ただ漠然と見ていただけでは、たんなる「見物」で終わってしまいます。正しいものの見方ができるかどうかは、皆さん1人ひとりの心がけ次第です。自分の目に映ったものを見たときに乏しい知識に基づいて、「あれは好き」「これは美しい」「それは汚い」即物的に判断してはいませんか。知識の量も質も人によってまちまち。当然、見る人が違えば、その判断も変わってきます。
筆が苦手なら文字が消える恐れのない「鉛筆」でも大丈夫
262文字の書き始めは、「うまく書かないと恥ずかしい」などと、外向きのことがどうしても気になります。しかし、だんだん自分の内側を観るようになり、そこに謙虚な気持ちが生まれてきます。「自分だけの力で生きてきたように思っていたけれども、いま自分がこうしてあるのは周りのひとたちのおかげさまなんだ」と感謝の気持ちが湧いてきます。
私なりの写経のコツを一つ伝授しましょう。通常は最後にお願い事を記す「為書」を私は先に書いてしまうのです。お母さんへの感謝の気持ち、薬師寺の復興にかける気持ちなど、目的を先に明確にしておくと、写経の間ずっと心のなかにとどまり、その思いが深まって成就への道筋を見出せるようになってくるはずです。
プレジデント50プラスより抜粋
円満堂では毎週土曜日午後1時より写経を開催しています
興味のある方は参加してはいかがでしょう(参加費1000円初回の方は無料)
ご自宅で行いたい方は
写経写仏を紹介しているホームページ
http://www.kongohin.or.jp/sutra.html
平成24年度春彼岸が終わりました
後わずかで年度が終わりますが
春の彼岸期間中お参りに来られた方や
葬儀のモデル祭壇やご相談
圓満院別院北海道本院による合同法要にも多くの方がいらっしゃいました。
今回は、その様子を写真に取りまとめたのでご紹介いたします。
東日本大震災追悼法要
3月11日、東日本大震災の発生時刻に合わせて
圓満院別院北海道本院の本堂にて、追悼法要が行われました。
会場では多くの方が参列され、ご冥福をお祈りされました。
またこの法要において、被災された方々の復興を祈願する法要も同時に行われました。
3月3日はももの節句です
ご家庭では雛飾りをし、女の子の健やかな成長を祈る行事です。
雛飾りには、菱餅、雛あられを供えますが、その由来についてご存知でしたでしょうか
形
菱形で、上からピンク、白、緑色の3段重ねのお餅です。
形の菱形は「菱の実」ヒシ科の水生植物、その実が菱型をしている事から菱がになっているようです。ひしは繁殖力が旺盛な植物です。それを子孫繁栄の願いを込めて、供えるそうです。
色
上から ピンク、白、緑色、
ピンクは、桃の花を表し、白は、雪を表し、緑は、雪の下の新緑を表すそうです。
雛あられ
雛あられは、供えた菱餅を小さく切り、それを炒って作ったものです。
雛飾りに供えるようになったのは江戸時代頃よりとの事で、時代は変わっても健やかな成長を願ってとの親心は何時になっても変わらないことでしょう
互助会違約を巡る苦情目立つ
北海道消費者協会と消費者庁が2月、それぞれ「葬儀」に関して消費者に注意を促す呼び掛けを行った。互助会契約、広告表示に関わる事例で、契約や公告内容をしっかり理解して対応するよう求めている。
道央に住む40代女性は冠婚葬祭互助会と契約し、掛け金約20万円を払い込んだ。その後、都合で解約を要求。しかし「今後のことを考え持っていた方がいい」などと言われ、なかなか解約に応じてもらえなかった。道消費者協会には、こうした相談が2006年度以降約120件よせられている。多くは解約に絡むもので、「手数料が高い」「手続きが遅い」といった内容だ。 2012年3月1日北海道新聞抜粋
円満堂では「元気なうちに情報を集め葬儀の内容を把握しておく」事をお勧めしております。ご相談は葬祭ディテクターをはじめ、経験豊富なスタッフが親身になってご相談を賜ります。
盗難の観音像見つかる 佐野厄除け大師
2月23日午前8時40分ごろ、佐野市大町の惣宗寺(佐野厄除け大師)参拝者駐車場出入り口付近に観音像があるのを、通りかかった同市内の自営業男性(66)が発見した。この観音像は、今年1月に同寺から盗まれた「麗水観音」だった。
観音像は、高さ約1メートル重さ約25キロの鋳物。35年前に信者から同寺に寄付され、10年前に金箔を施したという。文化財などの登録はない。境内にある高さ約1・8メートルの台座上に設置されていたが、1月9日に参拝客が観音像がないことに気付き、同寺が警察に届けたそうです。
とっても罰当たりなお話しですが、海外では珍しく無い事のようです。
古墳等より盗掘し古美術品として闇市場に流れ、盗難品と知らずに買い求める方が大半と聞きます。
仏像はきれいな顔立ちや尊いお姿等、皆様の心が感じる事ではないでしょうか。何はともあれ観音さんが帰ってきてまずは一安心。
春彼岸期間中のご案内
来月は春彼岸の為、納骨壇ご契約者様各位に春彼岸のご案内をいたします。
春彼岸大法要会は
3月20日(火)午前10時~午後3時となっております。
尚、正午~午後1時の間、圓満院門跡北海道別院導師により法要法話を行います。
(塔婆読み上げ供養は午前10時~正午、午後1時~午後3時です)
会場入り口には、紙塔婆を用意しております。
故人のお名前等(戒名・法名・法号 等)をご記入の上、会場内受付に紙塔婆をお布施とともに御奉納ください。
僧侶がお名前等(戒名・法名・法号 等)を読み上げられましたらご焼香ください。
お供物等は、お参りがお済みになりましたら、できる限りお持ち帰りくださいます様、ご協力お願い申し上げます。
供物・仏花販売は 3月17日(土)~3月23日(金)まで販売しております。
(※ 供物等は無くなり次第終了いたします。)
3月20日(火)は開館時間を延長し、 午前8時30分~午後7時 までとなっております。
(※ その他の日は通常どおり 午前9時~午後5時30分となります。)
お経申し込みは 3月17日(土)~3月23日(金) は当日納骨堂前にての申し込みとなります。
(※ 電話にて事前予約は出来ませんのでご了承下さい。)
なお、ご不明な点やご質問がございましたら、
円満堂(TEL011-867-6310) へお電話をいただきますようお願い申し上げます。
放映されました
以前、
テレビ東京系列「美の巨人たち」に
総本山圓満院門跡の門主 祐常に依頼されて描いた「大瀑布図」が紹介されます。
と、ご紹介しましたが
先日、ついに放映されました。
しかし、番組を見逃してしまった!という方が多いかもしれませんので、
再放送が BS ジャパン にて放映されます。
見逃した方も是非ご視聴いただくようお願いします。
放映予定日は
2012年2月19日(日)19:30~20:00となっております。
節分
節分
節分は、各季節の始まりの日、立春・立夏・立秋・立冬の前日のことを言います。
季節の変わり目には邪気が生じると考えられており、それを追い払うための悪霊祓い行事が執り行われ豆を撒く等の作法が行われます。
撒かれた豆を自分の年齢の数だけ食べると体が丈夫になり、風邪をひかないという言い伝えのあるところもあります。
豆撒きは「魔滅」に通じ、鬼に豆をぶつけることにより、邪気を追い払い、一年の無病息災を願うという意味合いがあります。
使用する豆は、お祓いを行った炒った大豆 (炒り豆) です。北海道では場合が多く、東北・北陸・南九州でもその風習があるようです。
掛け声は通常「鬼は外、福は内」であるが、地域によっては違う場合もがあるようです。
節分の時期になると、多くのスーパーマーケットでは節分にちなんだコーナーが設けられ、福豆として売られているようです。鬼の面が豆のおまけについている事がありますが、ご家庭では、父親などがそれをかぶって鬼の役を演じて豆撒きを盛り上げているようです。元来、家長たる父親あるいは年男が豆を撒き鬼を追い払う儀式でもあったようです。
節分の日は、一年の災いを払うための厄落としとして「豆撒き」が行事として行われていますが、同日に「恵方巻」を食べる風習の地域がある。
恵方巻は、節分に食べると縁起が良いとされる太巻き。
別称として「丸かぶり寿司」「恵方寿司」「招福巻」「幸運巻」「開運巻き寿司」などと表現されることもある。大阪を中心とした関西の旦那衆が遊女に太巻きをくわえさせて面白がったのが始まりのようです。
恵方巻は、節分の夜にその年の恵方に向かって目を閉じて一言も喋らず、願い事を思い浮かべながら太巻きを丸かじり(丸かぶり)するのが習わしとされていて、商売繁盛や無病息災を願って、七福神に因み、かんぴょう、キュウリ、シイタケ、だし巻、ウナギ、でんぶなどの7種類の具を入れることで、福を巻き込む意味があるとする説もあるそうです。
ミツカンの調査による恵方巻の認知度の全国平均は平成14年が53% 平成18年には92.5%となり「認知度」は増加傾向となっているが、「実際に食べた」と答えた人の全国平均は平成18年の時点で54.9%である。また地方差がある(後述)。
「実際に恵方巻を食べるか」についての地域差は大きく、関西・中国・四国では「実際に食べる」が半数以上占めたのに対し、関東では「6割が食べない」といった調査報告もあるようです。
なにはともあれ無病息災が一番!!!くれぐれも体を大切に