2022年4月23日
家紋のおはなし
当館の納骨堂には個々の納骨壇に家紋を備え付けする場所が設けられています。
さて、ご自分の家紋が何かご存じですか?
そもそも家紋とは…
平安時代に公家が身の回り品に美しい紋様を付けたのが始まりで
後に鎌倉時代になると武士の間で敵・見方を見分けるための目印として広く使われ
江戸時代には単に「家のしるし」としての意味合いになり
幕末から明治時代にかけて一般の人たちの間で流行したことでデザインの種類は豊富になり
現在、2万近くの家紋が確認されているそうです。
ですが、いざ自分の家紋が何かといろいろ調べても分からない場合もあるようです。
家紋がない(わからない)けれども冠婚葬祭などで、家紋の入った紋付き袴や留袖が必要になった場合は
桐や花菱など「通紋」と呼ばれる誰でも使える家紋を用いる事が多いようです。
また、家紋は法律で決められたり規制もされていないので、誰でも自由に新しく作ることもできるそうです。
肝心なのはその家紋を何代も受け継いでいくという事。
ご先祖様から受け継いだものを子孫に繋げていくことはとても素晴らしいことですね。
私共も、この納骨堂でみなさまが安心して次の世代に継いでいかれるように日々精進いたします。
どうぞ 末永く よろしくお願い申し上げます。