2020年11月26日
位牌は故人の依代(よりしろ)
死者の霊を祀るため、戒名や法名を記して、家庭の仏壇や寺院の位牌壇に安置する木製の牌を位牌(いはい)といいます。
仏壇があるのに位牌を祀っていないという家はほとんどありません。
位牌は死者の依代として、また礼拝の対象として仏壇に安置し、そこに名を刻んだ故人の霊に香・華・灯明・飲食を奉献し、読経して供養することが慣習となっています。
ただし、仏壇は寺院の本堂すなわち浄土を小型化したものですから、あくまでも仏壇の中心は本尊であり、位牌=故人の霊は本尊とともに浄土にあるという捉え方になります。