2012年5月5日

相続

相続

相続とは、人が亡くなったときに、その人の配偶者や子などが遺産を承継することです。

このとき、亡くなった人の事を「被相続人」と言い、遺産を承継する人の事を「相続人」といいます。

相続人

相続人は、配偶者と次の順位の人です。

1、子(すでに死亡している場合は、孫。孫も死亡している場合は、曾孫)

2、親(すでに死亡している場合は、祖父母)

3、兄弟姉妹(すでに死亡している場合は、甥姪。)

 

行方不明の相続人がいる場合、消息がわからなくなってから7年経過していれば、家庭裁判所から失踪宣告を受けて、すでに死亡しているものとして扱うことが出来ます。

 

相続の期限

遺産分割や名義変更に期限はありません。しかし、相続の放棄や税金の申告には期限があります。

● 相続の放棄・限定承認 相続発生から3ヶ月以内

● 所得税・消費税の準確定申告 相続発生から4ヶ月以内

● 相続税の申告 相続発生から10ヶ月以内

 

相続の種類

● 単純承認(被相続人の権利義務を無限に承継する方法をいいます。)

● 限定承認(相続によって得たプラスの財産の範囲で債務を弁済し、財産が残ればそれを相続するという方法です。)

● 相続放棄(被相続人の権利義務は相続人に承継されるものですが、相続人は必ずしも相続を承認しなければならないというものではありません。相続人は相続権を自己の意思で自由に放棄することもできるのです。)