2011年5月3日
仏事・葬儀豆知識9
数珠
仏事関係では、必ずと言って良いほど必要な持ち物としてあげられます。
今回は数珠について取り上げます。
1. 数珠の歴史
最初は古代インドのバラモン教が用いられていましたが、釈迦のとある教えの中で
数珠を用いた事により、仏教の中でも用いるようになりました。
その後、中国・日本に仏教が渡って行き、鎌倉時代で浄土宗の称名念仏(南無阿弥陀仏と唱える事)から
数珠が一般にも普及し現在に至っています。
2. 数珠の特性
数珠の材質は現在、様々なものが使われています。
木や鉱石、天然素材や人工的な素材(ガラス等)が使用されることが多くあります。
数珠の中糸・房は主に絹が使用されますが、天然で作られた正絹、人工で作られた人絹
ポリエステルが用いられています。正絹>人絹>ポリエステルの順で価値が変わってきます。
また、宗旨・宗派により数珠や房の形状に違いがある為、選ぶ際は注意が必要です。
※近年、特に宗旨・宗派にとらわれない数珠なども販売されております。
円満堂では数珠の販売や数珠のお直し等しております。様々な数珠が販売されておりますので
数珠をお持ちで無い方、数珠の糸が切れたから直したい方がおりましたら、お立ち寄り戴く様お願い申し上げます。