2011年4月11日
仏事・葬儀豆知識6
供物・供花
葬儀・法要の際、親戚・友人・会社関係で供物や供花をお供えする場合があります。
その中で、気を付けなければならない事があるので今回は「供物・供花」をご紹介します。
1.誰が送るのか?
まずは、供物・供花を贈るにあたって、供える方の名前(又は法人名)を記載する為
記載名を明確にする事が必要です。
依頼する業者や葬儀社に以下の事を気をつけて頼んでください。
・法人名や役員等の正式名称や肩書き
・名前の漢字(例:サイトウ→斉藤・齋藤・斎藤 ヤマザキ→山崎・山﨑 など)
・連名の場合、夫婦であれば奥様の苗字を省略し、兄弟での連名であれば省略をしない
2.宗旨や地域の特性に気をつける
遠方での葬儀や宗旨により、供物・供花の内容やしきたりに特性がある為
依頼する前に事前確認をする必要があります。
宗旨が分からない場合は、遺族の方に確認をする事で分かります。
一般的に以下の事に気をつけてください。
・神式では線香、抹香は供えません。
・キリスト教カトリックの場合、祭壇への供物はしません。(花を贈るなら教会や斎場に置く花輪などが良いです)
・プロテスタントの場合は生花のみ霊前に飾ります。
3.表書きはどうしたらいいのか?
供花は葬儀社や世話役に頼む事が一番確実な方法と言えます。
供物(箱菓子)は水引きで、香典と同じで、仏式や神式に合わせ用意をし
かけ紙には仏式では「御供」 神式では「御玉串料」と上部に書き
下部には供える方の名前等を記載するのが無難です。
お供えをするのも、香典を出すのもどちらも供養になりますので
遺族の方やお供えする方のご負担にならないように行うのが
最終的には故人の供養へと繋がりますので、状況を踏まえた上で
供養していただければ幸いと思います。