2010年7月21日

プチ知識

~葬儀のプチ知識をご紹介~

 

【北枕】

北枕とは、亡くなった方は頭を北に向けてご安置する「死者を横たえる作法」の事を指します。

由来は、お釈迦様が最後の説法を行った後、激しい腹痛を訴えて頭を北に向け西に顔を向け横たわり、そのまま入滅(涅槃)した様子に習って

故人を安置する際は北枕にするようになりました。(仏像では涅槃(ねはん)像として表現している)

 

現在、ご安置する際に北に頭を向けることが困難な状況の場合は西に頭を向けたり

お部屋の状況を見て最善的な状態でご安置することもあります。

 

【守り刀】

守り刀とは、亡くなった方の胸元に置く小刀の事です。

遺体の死臭を嗅ぎ付け、その肉体を付けねらう悪鬼などから身を守る為に

遺体の胸元に置いているのが一般的に言われています。

 

宗旨・宗派によっては守り刀を置かない事があります。(浄土真宗など)

 

【一膳飯・枕飯】

冥土の旅立ちに対して白米をお供えしたことから一膳飯・枕飯と呼ばれています。

昔の主食は米ではなく雑穀が主流の為、白米は大変豪華な食事として見られていました。

亡くなった方の最後の供え物として白米を高く盛り付けをして箸を二本立てます。

箸を二本立てる事は日常では行わない事、死というもの非日常である事

この二つの非日常を結びつけ、一膳飯には箸を立てる様になりました。

 

他にも色々とご紹介しますので今後もブログの方をチェックしてみてください。

また、分からない事などがありましたら

セレモニーホール円満堂(℡011-867-6310)までご連絡を下さい。